生産の拡大は続くか : 心配は自動車

◇ 目立つ自動車産業の減産 = 経済産業省が発表した5月の鉱工業生産指数(10年=100)は、前月比2.0%上昇して97.8となった。これで指数の上昇は4か月連続。伸び率は1年5か月ぶりの大きさだった。ただ電気機械・電子部品・情報通信機械・化学工業などの生産が増えたなかで、輸送用機械工業の3.4%減少が目立っている。

生産が増加した一方で、出荷も0.8%増加した。このため在庫は0.3%の減少、前年比では2.7%減っている。今後も生産は伸びる余地があるわけで、いい形の需給関係が続いていると言えるだろう。しかし生産チームの4番バッターである自動車に元気がない。経済産業省が現状判断を先月の「緩やかな持ち直しの動き」のまま据え置いたのも、この点を懸念したためだと思われる。

日本自動車工業会の集計によると、5月の国内生産台数は73万3000台で前年を6.2%下回った。前年比のマイナスは9か月連続している。昨年秋にエコカー補助金制度が終了したあと、販売が伸び悩んでいるためだ。さらに輸出も不振で、5月は前年比7.2%の減少。こちらの前年比マイナスも10か月連続となっている。

日本自動車販売協会連合会の集計だと、軽自動車を含む5月の新車販売台数は前年比6.9%の減少。さらに6月も11%の減少だった。ここからみる限り6月の生産統計でも、自動車の不振は免れないだろう。政府は自動車取得税の軽減を消費税引き上げ時に実施する方針だが、その前に生産全体の拡大基調が崩れてしまう危険性がないとは言えなくなってきた。


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