“金融離れ”を促した バーナンキ議長

◇ 9月には緩和縮小の公算 = FRBのバーナンキ議長は19日の記者会見で「経済状態の好転が続けば、FRBは年内にも証券買い入れのペースを緩やかなものにする」と言明した。さらに「来年前半を通して購入の減額を進め、来年央には購入を終了したい」と述べ、初めて量的金融緩和の終了に言及した。市場では、9月にも証券購入の減額が始まるとみている。

バーナンキ議長は1か月前の5月22日、議会の証言でで「今後数か月のうちに証券購入を減額する可能性」に触れ、市場は大きく動揺した。この発言をきっかけに、株価は下げ歩調に。円相場の反転もあって、特に日経平均は大きく急落した。それにもかかわらず、バーナンキ議長は今回さらに踏み込んだ発言をしたわけである。

最近のウォール街は、金融緩和に頼り切っていた。たとえば景気指標が悪化すると金融緩和が長引くと考えて、株価は上昇するといった異常な現象もしばしば。だが金融緩和は永久に続けられるわけではない。バーナンキ議長は、市場に多少の動揺を与えるとしても、緩和頼みからの脱却を促そうとしたのだろう。

その一方で、バーナンキ議長は「住宅市場が大きく回復するなど、経済のファンダメンタルズは良好だ」と指摘。市場に金融よりも実体経済を重視することを示唆している。その姿は、まるで親鳥が雛に巣立ちを促しているかのよう。雛たちが親鳥の真意を素直に受け入れるかどうかは、今後の株価動向に表われてくる。


    ≪20日の日経平均 = 下げ -230.64円≫

    ≪21日の日経平均は? 予想 = 下げ

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