貿易統計に現れた 円安の影響

◇ 弱々しい輸出の回復 = 財務省が発表した4月の貿易統計によると、輸出は5兆7800億円で前年比3.8%の増加だった。一方、輸入は6兆6600億円で9.4%の増加。この結果、貿易収支は8800億円の赤字となった。輸出の増加は2か月連続、輸入の増加は6か月連続、収支の赤字は10か月連続である。

輸出を地域別にみると、アメリカ向けは14.8%と大きく伸びた。中国向けは0.3%とかろうじてプラス。ASEAN向けも3.5%増加したが、EU向けは3.5%の減少だった。輸出が伸びた商品は化学製品が13.6%の増加、鉄鋼も15.8%増加した。自動車は6.5%、電機は4.0%増加している。

輸入は中国、ASEAN、EUからのものが、いずれも2ケタの伸び。アメリカからの輸入は0.8%の増加にとどまっている。商品別では、食料品が9.6%の増加。LNG(液化天然ガス)は17.9%、電機も携帯電話やスマホを中心に16.6%増加した。

数量ベースでみると、輸出は5.3%の減少、輸入は2.0%の増加だった。4月平均で円の対ドル相場は96円01銭で、前年比16.6%の円安となっている。この影響で輸出価格は9.6%、輸入価格は7.3%上昇した。このため金額では輸出も輸入も増加したわけだが、輸出の数量は11か月連続で減少している。まだ輸出の回復は、本物とは言えない。


    ≪29日の日経平均 = 上げ +14.48円≫

    ≪30日の日経平均は? 予想 = 下げ

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