円安の進行 : 4つの要因 (上)

◇ 4年1か月ぶりの100円台 = 円の対ドル相場が先週9日、ついに100円の大台を割り込んだ。100円の水準は、09年4月以来4年1か月ぶりのことである。円相場は08年秋のリーマン・ショック直後に75円32銭の最高値を付けた。日本経済はその後も続いた円高に悩まされたが、ようやくその重荷から解放されそうだ。

「09年4月には100円だったのに、リーマン後はずっと円高に悩まされた」と書くと、矛盾しているように思われるかもしれない。だが09年4月の100円はわずか数日しか続かず、すぐに円高に戻ってしまった。当時は円安のメリットなど受け取るヒマもなかったわけである。今回はどうだろうか。

今回の円安には、4つの要因が働いている。第1の要因は、黒田・日銀による金融の異次元緩和。マネタリー・ベースを2年間で2倍にすると宣言したことが効いた。つまり金利が下がるというだけでなく、長期にわたって金融緩和が続くことを印象付けたわけである。これによって円への投資が縮小した。政策を発表する直前の円相場は93円だった。

第2の要因は、アメリカの景気回復とヨーロッパ金融不安の小康状態。このため円だけが安全資産と目される度合いが薄らいだ。特にアメリカの回復は、直接的にドル高にもつながった。仮に先週発表されたアメリカの雇用統計が予想を下回る成績だったとしたら、1ドル=100円はいまだに実現していなかったろう。

                                  (続きは明日)


    ≪15日の日経平均 = 上げ +337.61円≫

    ≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ

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