気分先行型の 景気回復 : 日銀短観

◇ 設備投資計画は減退 = 日銀は1日、3月に実施した企業短期経済観測調査を発表した。それによると、業況判断指数は大企業・製造業がマイナス8で昨年12月調査より4ポイント改善。大企業・非製造業はプラス6で2ポイント改善している。昨年末からの円安・株高によって、経営者の心理が明るくなったことの反映だと言えるだろう。

利益の見通しも好転した。大企業・製造業は経常利益が12年度の1.4%減少から、13年度は10.9%の増益になると予想している。全規模・全業種ベースでみても、12年度の0.4%増益が13年度には5.9%増益へと拡大する。アベノミクス効果で、景気は13年度も上昇を続けると読んでいるわけだ。

ところが、おカネを使う方になると考え方は一転シブくなる。ソフトウェアを含む設備投資計画は、大企業・製造業が13年度は0.3%の減少。12年度は5.6%の増加だった。全規模・全業種でみても、5.5%増から0.7%減に縮小する。現在の設備が過剰かどうかの判断は、前回調査とほとんど変わっていない。

もちろん、設備投資は景気回復の進行とともに増加する性質を持っている。だから実際の投資は、今後増える可能性が大きい。しかし今回の短観から判断する限り、経営者の景況感はまだ心理的な高揚感の域を出ていないように思われる。やはりアベノミクス“第3の矢”の成否を注視しているのではないか。


    ≪1日の日経平均 = 下げ -262.89円≫

    ≪2日の日経平均は? 予想 = 上げ

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