全く不可解な 政府のTTP試算

◇ ふつうの人には理解できない = 安倍首相がTPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加を表明したのに合わせて、内閣府はTPP加盟が日本経済に及ぼす影響を試算して発表した。その骨子は、加盟によって10年後のGDPは実質で3兆2000億円押し上げられる。その一方、農林水産業の生産額は3兆円減少するというもの。

全く不思議な試算である。まず10年後の数字が唐突に出てくる意味が判らない。加盟して1年後、2年後、3年後にも、影響はあるのだろう。それらを積み上げて、10年間でいくらのプラスとマイナスというのなら判る。しかし、いきなり10年後だけの数字を出されても、たとえば一般の人はGDPが3兆2000億円しか増えないの? と疑問に思ってしまうのではないだろうか。

また農林水産業の生産減少額は、コメや麦など“聖域”の輸入関税をすべて撤廃した場合を前提に計算している。だが安倍首相は「聖域は守る」と約束しているではないか。首相が約束を守れないことを前提にした試算が、なぜ飛び出してくるのだろう。ふつうの人には、とうてい理解不能な話である。

勘ぐって考えると、こうなる。まず10年間の積み上げ計算をすると、農林水産業の減産額が大きくなりすぎてしまう。次に10年後の減産額を3兆円とすることで、農林水産業への補助金・助成金の規模を暗示させた。さらに意味不明な10年後の試算を公表することで、TPP加盟の賛成論と反対論をいたずらに混乱させることが目的?  とにかく不可解な試算である。


    ≪18日の日経平均 = 下げ -340.32円≫

    ≪19日の日経平均は? 予想 = 上げ

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック