貿易赤字に 耐えられるのか ?

◇ ことしは8兆円の赤字に = 財務省が発表した貿易統計によると、ことし1-11月間の貿易赤字は合計6兆2808億円となった。年間では8兆円に迫る勢いである。この赤字額は第2次石油ショック後の80年に記録した2兆6000億円の約3倍。もちろん日本経済史上、最大の赤字ということになる。

原因は輸出の鈍化に加えて、輸入が増大したこと。輸出はアメリカ向けが伸びたほかは、中国やEU向けが大幅に減少した。一方、輸入は原発の稼動停止に伴い、火力発電用の燃料輸入が急増したためである。たとえば大震災前の10年の貿易収支は、6兆6000億円の黒字だった。これに比べれば、この2年間で日本の貿易の姿は天地が逆転した形になっている。

中国やEU向けの輸出が回復するには、まだまだ時間がかかりそうだ。原発の再稼動も容易ではない。とすれば、この逆転した形は今後も続く公算が大きい。貿易の赤字は、それだけ国内の購買力が海外に流出することを意味する。したがって大問題は、この大赤字が景気の足を強く引っ張り続けることだ。

貿易赤字で企業や家計の所得が減り、それが設備投資や消費の減少につながる。第一生命経済研究所の試算によると、ことしの損失は合計は18兆5000億円になるという。景気に対するマイナス効果と考えてもいい。とすれば安倍新内閣が10兆円程度の補正予算を組んでも、とても歯が立たない。日本はほんとうに巨額の貿易赤字に耐えられるのか、真剣に考えてみる必要があるだろう。


    ≪25日の日経平均 = 上げ +140.06円≫

    ≪26日の日経平均は? 予想 = 上げ

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