安倍政権の 経済政策 (中)

2)国債発行 = 大型補正予算に関するもう1つの問題は、やはり財源の調達である。財務省によると、11年度予算の剰余金1兆2000億円、金利低下による国債利払い費の減少、12年度の税収上振れなどによって、5兆円程度の財源は調達できるという。しかし仮に10兆円の補正を組めば、残りの5兆円は国債の増発に頼らざるをえない。

国債の発行残高は、来年3月末で709兆円に達する見込みだ。歳入予算が国債に依存する度合いも50%に近い。このため民主党政権は10-12年度の3年間、災害復旧関係を除く新規の国債発行額を44兆円台に止めてきた。この節度が一気に破られてしまう。最近は外国人による国債の保有が10%を超えている。日本国債に対する信認の低下、国債価格が下落する危険はないのだろうか。

3)金融緩和 = 安倍総裁の「輪転機をぐるぐる回して日銀券を刷れ」という街頭演説は、物議をかもした。こうした過激な言動はさすがに影を潜めたが、日銀法を改正して「日銀にデフレ克服の責任を持たせる」という方向は変わっていない。国債をもっと大量に買わせる姿勢にも変化はない。

結局、日銀は資産買い入れ基金の上限を拡大して、国債の購入をさらに増やすことになるだろう。その場合は、金融の節度をどこに求めるかが重要なポイントになってくる。またカネ余りが不動産や一部の商品への投機を招き、バブルを起こす危険性もある。物価だけが上昇し、景気はよくならない。こんな最悪の事態を予防するための仕組みも、必要になってくるだろう。


                                       (続きは明日)

    ≪19日の日経平均 = 上げ +237.39円≫

    ≪20日の日経平均は? 予想 = 下げ

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