ついに 貿易赤字が定着した

◇ 昨年同期より1.7兆円も悪化 = 財務省が発表した10月の貿易統計によると、輸出は5兆1500億円で前年比6.5%の減少。輸入は5兆6990億円で1.6%の減少だった。この結果、貿易赤字額は5490億円と10月としては過去最大に。これで4か月連続の赤字を記録した。日本は貿易赤字国に変質しつつある。

輸出を地域別にみると、アメリカ向けが前年比3.1%増加したほかは不振。EU向けが20.1%、中国向けも11.6%減少した。一方、輸入もやや減少したが、これは10月からの石油・石炭税引き上げで9月に燃料の輸入が増大したことの反動減。鉱物性燃料の輸入は前年比10.9%減っている。

貿易赤字の総額は、7-10月の4か月間で2兆3971億円にのぼった。昨年同期の赤字額は7020億円だったから、ことしは1兆7000億円も悪化した計算になる。EUや中国向けの輸出が、短期間のうちに回復するとは考えられない。また冬に向かって電力需要が増えるから、燃料の輸入はむしろ増大するだろう。したがって当分の間、貿易赤字が解消する見込みはない。

このところ円相場の下落傾向が目立ってきた。安倍自民党総裁の異常な金融緩和論がそのきっかけになったことは確かだが、基本的な背景には貿易赤字の定着がある。超円高の是正は大いに歓迎されるが、円安が行き過ぎると日本は新しい問題に直面するだろう。輸出額よりも輸入額の方が大きい経済では、為替レートの下落はメリットよりデメリットの方が大きくなるからだ。


    ≪26日の日経平均 = 上げ +22.14円≫

    ≪27日の日経平均は? 予想 = 下げ

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