景気後退は不可避 / 7-12月 (上)

◇ 大きい中国の影響 = ことしの後半はマイナス成長に落ち込み、景気後退に陥る可能性がきわめて高くなってきた。7月以降は輸出が減少したことから、工業生産の水準もはっきりと低下してきている。最大の要因は中国経済の不調にあるが、今後は尖閣諸島をめぐる政治的な摩擦の影響も現れてくるだろう。

財務省が発表した貿易統計によると、8月の輸出高は前年同月比で5.8%の減少となった。地域別にみるとアメリカ向けは10.3%増加したが、EU向けは22.9%、中国向けは9.9%減少した。商品別では電算機類が24.9%、鉄鋼が8.3%、乗用車も3.0%減った。輸出は7月にも8.1%減少しており、景気の足を大きく引っ張り始めている。

輸出の大幅な減退を反映して、工業生産も減少してきた。経済産業省の発表によると、8月の生産高は前月比で1.3%の低下だった。前年比では4.3%の低下となっている。半導体関連や情報通信機械、それに乗用車の減産が目立つ。加工貿易の中国が輸出の停滞で、海外からの原材料・部品買い付けを抑えていることが大きい。生産は7月も前月比1.0%減っている。

こういう状況だから、企業も設備投資には慎重だ。頼みの綱は個人消費しかないが、これも勢いが弱ってきた。総務省の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は7月が前年比1.7%増、8月が1.8%増。4-6月の月平均2.7%増からみると、だいぶ伸び率が落ちてきている。7-9月期のGDP成長率は11月12日に発表されるが、マイナスになることは確定的だ。


                                   (続きは明日)

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