中国だけではない : 貿易赤字の原因

>◇ 各地域への輸出が減少 = 財務省が発表した9月の貿易統計によると、輸出は5兆3598億円で前年より10.3%減少した。一方、輸入は5兆9183億円で4.1%の増加。この結果、貿易赤字は5586億円に増大した。中国向けの輸出減少が響いたことは確かだが、その他の地域向けの輸出も軒並み減少している。きわめて要注意だ。

中国向けの輸出は9538億円で、前年を14.1%下回った。ところが輸出の減少は、中国向けだけではない。ASEAN向けは4.9%、大洋州は19.8%、西ヨーロッパは26.0%、中南米は17.0%、中東は0.3%と、北アメリカ向けを除く各地域向けがいずれも減少した。この事実は、日本の輸出競争力が低下してきたことを告げているのではないだろうか。

為替相場が原因ではない。なぜなら昨年9月の円相場は1ドル=76円95銭で、現状より約1円の円高だったからだ。となると電力料金の値上げや環境税の導入などで、企業が生産や営業拠点を海外に移したこと。つまり“産業の空洞化”が進展した結果ではないかと考えられる。そうだとすれば、輸出の減退は一過性のものではない。

今年度上期(4-9月)の貿易赤字は、3兆2190億円の赤字。半期としては過去最大になった。輸出が前年比2.0%減少した半面、輸入が2.6%増大したためである。輸入の増大は、火力発電用の燃料輸入が9.9%も増えたことが原因。要するに日本は、輸出の停滞と原発停止による輸入の増加というダブルパンチに見舞われ始めた。日本経済の大きな曲がり角に差し掛かっている可能性が大きい。政治家にその認識が、あるのだろうか。


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