「原発ゼロ」への反応 : 朝日vs読売

◇ 全く対照的な論調 = 政府のエネルギー環境会議は先週14日「2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する」という目標を設定した。具体的には①40年運転規制を厳格に適用②規制委員会が安全を確認した原発のみ再稼働③新設・増設は不可――などの原則を打ち出している。いわゆる「原発ゼロ」戦略だ。

この戦略に対して、朝日新聞は15日の社説(東京版)で「原発ゼロを確かなものに」と題して、賛成のエールを贈った。そのなかで「原発が抱える問題の大きさを多くの人が深刻に受け止めていることを踏まえての決断」だと評価。そこへの道は「簡単ではないが、努力と工夫を重ね、脱原発の道筋を確かなものにしよう」と結んでいる。

片や、同じ日の読売新聞の社説。見出しからして「『原発ゼロ』は戦略に値しない」と全否定した。なかでは「原発の代替電源を確保する方策の中身も詰めずに、約20年先の『原発ゼロ』だけを決めるのは乱暴だ」と主張。さらに「次期衆院選を前に『脱原発』の旗印を鮮明にした方が民主党に有利になる、と計算したに過ぎないのではないか」と手厳しい。

努力を重ねて理想を追求するか、それとも現実を重視するか。多くの国民の考え方も、その間で揺れ動いているのだろう。ところが反響の大きさに驚いた政府は、戦略の閣議決定を実にあっさりと諦めてしまった。これで、この戦略の重みは散逸した。朝日や読売だけでなく、国民も拍子抜け?


    ≪20日の日経平均 = 下げ -145.23円≫

    ≪21日の日経平均は? 予想 = 上げ

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