アメリカ経済は 失速中

◇ 頼みの綱は金融緩和政策 = アメリカ商務省が発表した4-6月期の実質成長率は、前期比の年率換算で1.5%にとどまった。昨年10-12月期の4.1%、ことし1-3月期の2.0%に比べると、経済の減速ぶりがよく判る。内容をみても個人消費は前期の2.4%から1.5%へ、企業の設備投資も7.5%から5.3%へ伸び率が低下した。

持続するヨーロッパの信用不安、中国など新興国の成長鈍化。こうした環境の悪化にもかかわらず、アメリカ経済は昨年秋からことしにかけて好調に推移した。たとえば日本の貿易統計をみても、1-6月期の輸出は中国向けが8.6%、EU向けが9.0%減少したのに対し、アメリカ向けは21.0%も伸びている。いわば日本にとっても救世主だったわけだが、そのアメリカも失速してしまった。

GDPだけでなく、他の経済指標も下向きになっている。小売り売上高や企業収益も伸び率が落ちてきた。ISM(サプライマネジメント協会)が調査した6月の製造業景況指数は、3年ぶりに50を割り込んでいる。特に心配なのは、雇用情勢の改善が進まないことだ。


雇用統計によると、農業を除く雇用者の増加数は1-3月期が月平均22万6000人だったのに対して、4-6月期は7万5000人に激減した。今週3日に発表される7月の雇用統計で増加数が10万人を割るようだと、アメリカ経済の先行きはいっそう暗くなる。しかしアメリカも財政難で、政府は景気対策を打ち出せない。頼みの綱は金融緩和。FRBが31日―1日に開くFOMC(公開市場委員会)で、緩和の追加策に触れるかどうか。当面の注目点になっている。


    ≪30日の日経平均 = 上げ +68.80円≫

    ≪31日の日経平均は? 予想 = 下げ

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