オリンポスの霧 / ギリシャの再選挙 (下)

◇ 開き直った? ギリシャ = ギリシャの政党を色分けしてみると、緊縮政策の継続を主張しているのは5月6日の総選挙で1位になったND(新民主主義党)と3位に転落したPASOK(全ギリシャ社会主義運動)だけ。あとは2位に躍進したSYRIZA(急進左派連合)をはじめ4位以下の少数政党のすべてが、緊縮反対もしくは大幅な修正を掲げている。

ところが驚いたことに、ユーロ圏離脱を公約しているのは5位の共産党だけ。残りの政党はすべて残留を志向している。つまり半数以上の政党が「緊縮反対」なのに、「ユーロ圏残留」という矛盾した政策を標榜しているわけだ。これは世論調査で国民の8割近くが「残留」を希望しているため。「離脱」では票が取れないと考えた結果である。

これらの政党は「EUはギリシャの離脱を望んでいないから、緊縮政策を見直しても資金援助は続けざるをえない」とタカをくくったフシがある。ある意味では“開き直り”だ。仮に17日の再選挙で、これら緊縮反対の政党による連立内閣ができたらどうなるか。ギリシャは6月末までに116億ユーロの財政削減案をEUに提出する約束だが、これは困難になるだろう。そのときEUはどう対応するのか。

また17日の再選挙でも連立工作に失敗した場合、再々選挙になるのかも明示されていない。とにかく再選挙の結果は、いまのところ予測不能。選挙後のEUとの関係も、見通しが立たない。ギリシャは深い霧に包まれたまま、2度目の総選挙を行うことになる。オリンポスの神々は、ギリシャ国民にどんな運命を授けるのだろうか。


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