オリンポスの霧 / ギリシャの再選挙 (上)

◇ 複雑きわまる今後の展開 = 最近の選挙は事前の世論調査で、結果をほぼ見通せることが多い。5月6日に実施されたギリシャの総選挙も事前の予想が当たって、連立を組んでいた第1党のPASOK(全ギリシャ社会主義運動)と第2党のND(新民主主義党)が惨敗。小政党だったSYRIZA(急進左派連合)が急伸した。この3党が新しい連立工作に失敗したため、6月17日に再選挙が行われる。

ところが、この再選挙の見通しはよく判らない。世論調査では、緊縮政策の撤回を公約しているSYRIZAが優勢と伝えられたが、ここへきてNDが追い上げているともいう。仮にNDとPASOKが2党で過半数を占めれば、選挙前と同じ連立内閣が誕生。EUの支援を受けながら、緊縮政策を継続することになるだろう。

一方、SYRIZAが第1党で過半数に達しなかった場合は、4位以下の少数政党と連立を組む公算が大きい。そのときギリシャはEUと取り決めた緊縮政策の継続を取り止めることになる。そうなればEUはギリシャへの資金援助を停止。ギリシャはデフォルト(債務不履行)を宣言。ユーロ圏から離脱する道を選ぶことになる。

したがってギリシャ国民は17日の再選挙で、ユーロ圏から離脱するか、残留するかを決めることになる。――というのが一般的な解説だ。しかし現実は、そんなに単純な話ではない。SYRIZAと4位以下の少数政党は、いずれも緊縮政策の撤回を主張している。だが共産党を除くと、これら全部の政党がユーロ圏への残留を公約しているから奇妙だ。


                                  (続きは明日)

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