日銀の 困惑 と ビビり

◇ 政治と市場の圧力に流される = 政府は先週の国家戦略会議で、新しく「デフレ脱却に向けた閣僚会議」の設置を決めた。古川経済財政相が主宰し、安住財務相や枝野経済産業相ら関係閣僚が出席。白川日銀総裁もオブザーバーとして参加する。このニュースを見て、市場では「27日の金融政策決定会合で追加の緩和策は必至」という予想があっという間に広がった。

新年度に入ってから円高傾向が復活、株価も大きく下げている。だが政府は財源がないから、景気対策を打ち出すことができない。そこで閣僚会議に日銀総裁を引っ張り出し、金融面からの対策を強要する。経済関係閣僚に口を揃えて頼まれれば、日銀は逃げ切れない。これが閣僚会議の目的だと推測したわけだ。

しかし日銀の打つ手も限られている。金利はゼロで、もう下げられない。2月に65兆円まで増やした資産買い取り基金のワクを増大するしかないが、市中ではおカネがダブついている。市場から国債や株式を買い取っても、金融の緩和感をさらに強めることはむずかしいのではないか。実際には心理的な効果に頼るしかない。

だとすれば5兆円程度の増ワクでは効果がないだろう。さりとてワクを大幅に増やしてしまえば、次にこの手は使えなくなる。こうしたジレンマを抱えながら、日銀は政治的な圧力に屈して実施せざるをえない。結果として、政治と市場を失望させることも許されない。いま日銀は困惑とビビりのなかで、頭を悩ませている。


    ≪19日の日経平均 = 下げ -78.88円≫

    ≪20日の日経平均は? 予想 = 下げ

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