資金循環統計の 読み方 (上)

◇ おカネの流れをすべて把握 = 日銀は23日、昨年10-12月期の資金循環統計を発表した。ちょっと親しみにくい名前だし、その内容も何兆何千億といった数字の羅列。だが、この統計は経済のきわめて重要な動きを数多く明示する。たとえば最近よく聞かれる「日本の個人金融資産は莫大」「だから日本の国債は安心」といった説明も、その根拠はすべてこの統計から持ち出されている。

この統計は、たとえばば政府、金融機関、企業、家計、海外といった経済主体のすべてについて、資産と負債の動きを金融商品ごとに調べている。経済活動には必ずおカネの取り引きが伴うから、この金融の動きをみれば経済の動きを把握することができるわけだ。日銀は1954年から四半期ごとの調査を始め、公表している。

まず個人の金融資産を調べてみよう。昨年12月末時点の総額は1483兆円だった。では昨年1年間の変化はどうか。10年12月末の総額は1490兆円だったから、7兆円ほど減ってしまったことが判る。同様に5年前の06年末時点と比べてみると、90兆円の減少だ。これは経済の低成長と、高齢者が貯金を取り崩したためだと思われる。

個人の金融資産のうち、現金・預金、株式、それに住宅ローンを調べてみた。まず11年末の現金・預金は総額839兆円。金融資産全体の57%に当たる。5年前に比べると55兆円増えた。株式の保有額は54兆円、5年前より55兆円も減少している。もちろん、株価が下がったためだ。一方、住宅ローン残高は1634兆円、5年前より18兆円増加した。資産総額が減少した最大の要因は、株価の下落ということになる。


(続きは明日)

    ≪27日の日経平均 = 上げ +236.91円≫

    ≪28日の日経平均は? 予想 = 下げ

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