急減した中国の貿易-の読み方

◇ 輸出入額がともに減少 = 中国の貿易取り引き額が急減した。税関総署の発表によると、1月の輸出は1499億ドルで前年比0.5%の減少。輸入も1227億ドルで15.3%の減少だった。輸出入額が減少したのは、リーマン・ショック後の09年秋以来のことである。たとえば11年の輸出は20.9%、輸入は24.9%の増加だったから、1月の実績は異常な急減と言っていい。

この発表を伝えた日本の新聞各紙は、急減した原因についていろいろ解説している。たとえば輸出が停滞したのは、海外の景気が鈍化したため。輸入の減退は、中国国内の経済活動が低下してきたことの反映--など。輸出についてみると、たしかに最大の輸出先であるEU向けが3.2%減少した。ただ日本向けは6.1%、アメリカ向けも5.4%増加している。

一方、輸入は軒並み減少。日本からの輸入は35.7%、アメリカも24.0%、ASEANも20.6%減っている。これらの諸国からみると、それだけ中国向けの輸出が減ったことになり、こうした状態が続けば世界経済にとっての大きなマイナス要因になりかねない。また中国は組み立て・加工型の産業が中心だから、輸入の減少は今後の輸出減少につながる可能性が高い。

肝心の中国当局は「ことしは春節の休みが長く、昨年より営業日が4日少なかったことが原因」と説明している。全体として判断すると、この理由がいちばん大きかったのかもしれない。だが輸出先の景気停滞や中国国内の成長鈍化の影響も、全く無視はできなさそうだ。2月以降の動向をみなければ的確な判断はできないというのが、現時点での正しい読み方だろう。


    ≪15日の日経平均 = 上げ +208.27円≫

    ≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ

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