2012年の経済展望 ① 日本

◇ 政府見通しの達成はムリ = 政府が昨年末に作成した公式の経済見通しによると、12年度の実質成長率は2.2%、名目成長率は2.0%となっている。11年度の実質成長率はマイナス0.1%の見込みなので、ことしの景気は上向くと想定しているわけだ。過去5年間の平均値はマイナス0.2%だから、この想定通りなら「まずまず」と言えるだろう。

一方、民間の調査機関20社の予測を平均すると、12年度の実質成長率は1.8%で政府見通しよりはやや低い。その差は世界経済の動向、特にヨーロッパの状況をどう見るかで生じているようだ。この点について、政府は「EUの対策が効果を上げて持ち直しが進む」と判断している。

だが仮にギリシャ発の財政・金融不安が鎮静したとしても、その裏では各国の緊縮財政が着々と進行するはずだ。このため輸出市場という観点からみる限り、ことしのヨーロッパは期待薄。対ユーロでは、さらに円高が進むかもしれない。政府見通しは甘く、その達成はむずかしいと思われる。

プラス材料は被災地の復興が本格的に始まること。復旧・復興に対する財政支出は総額18兆円にのぼり、その景気刺激効果は小さくない。しかし半面、円高とエネルギー輸入の増大で、外需の景気刺激効果はほとんど期待できなくなる可能性が大きい。結局、成長率は民間推計の平均値に届くかどうか。数値は多少上がったとしても、残念ながら好況感が出ることはなさそうだ。


                                  (続きは明後日)

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