怖ろしい 貿易赤字の定着 (上)

◇ 強まる構造的な要因 = 財務省の集計によると、11月の貿易収支は6847億円の赤字だった。これで赤字は2か月連続、赤字幅も11月としては過去最大。ことし1-11月の累計は2兆3000億円近くの赤字となり、年間の収支尻も1980年以来31年ぶりの赤字を記録することが避けられない。

11月の貿易統計をみると、輸出は5兆1977億円で前年比4.5%の減少。アメリカ向けは2.0%増加したが、アジア向けは8.0%、EU向けも4.6%減少した。商品別では化学製品が12.5%、電気機器が10.7%、鉄鋼が9.2%、乗用車が5.5%それぞれ減少している。

一方、輸入は5兆8824億円で11.4%増加した。全体の3割近くを鉱物性燃料が占めている。輸入額は1兆8478億円で、前年に比べて28.1%も増加した。内訳をみると、原油・粗油が15.1%、LNG(液化天然ガス)が76.0%、石炭が25.2%も伸びている。言うまでもなく、原発の稼働率が急低下し、火力発電への依存度が急上昇したためだ。

輸出が減少した原因は、輸出先の景気が鈍化したこと。超円高の継続。それに産業の空洞化が進行したこと。これらの要因は、どうも一時的なものではなさそうだ。その一方で、原発の再稼働もなかなか決められない。これも長期化しそうだ。つまり貿易収支の赤字は短期間ではなく、今後は“赤字がち”の傾向がずっと続く心配が強まっている。


                                  (続きは明日)

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