イタリアは 防火壁になるのか (上)

◇ 国債利回りの急騰が引き金 = ヨーロッパの財政・金融不安は、とうとうイタリアに飛び火した。想定されたギリシャ⇒ポルトガル⇒スペイン⇒イタリアという順番ではなく、危機は一気にイタリアを襲ったという感じがする。ここで食い止めなければ、火はフランスに及ぶかもしれない。そうなればユーロ圏もEUも瀕死の状態に陥る。イタリアは防火壁の役割を果たせるのだろうか。

11月に入って、イタリアの国債利回りが急騰した。一般に利回りが7%を超えると危険と言われるが、最近では6.5%を上回っている。市場がイタリアの財政状態に対する不安感を強めた結果だ。この不安感を鎮めようと、ベルルスコーニ首相はIMFによる財政の監視を受け入れたが、これが裏目。逆にイタリアもIMFの管理国になったという印象を強めてしまったようだ。

ユーロ17か国のなかでも、イタリアはドイツとフランスに次ぐ3番目の大国。人口は約6000万人で、ギリシャの6倍に近い。またGDPは約2兆ドル。ギリシャの7倍に近く、世界でも8番目の経済大国だ。したがって仮にデフォルト(債務不履行)でも起こせば、その影響はギリシャの比ではない。そして何よりも、いまのEUの源流となったヨーロッパ石炭鉄鋼共同体の原加盟国である。

その財政の状況をみると、10年の財政赤字はGDP比が4.6%で大きくはない。しかし累積債務残高は1兆8400億ユーロもあってGDPの120%に達している。このGDP比率はユーロ圏のなかで、ギリシャの145%に次ぐ高さだ。そして12年中の国債償還予定額は3000億ユーロに達しており、国債の利回りが上昇すると財政はますます圧迫されることになる。


                                (続きは明日)

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