恐ろしい予測 : 貿易赤字の定着 (上)

◇ 赤字の要因が出揃う = 財務省が発表した10月の貿易統計を見ていて、とても心配になった。赤字になる要因が、ずらりと並んでいる。このまま日本は貿易赤字国になってしまうのではないか。万が一、そうなると不況が続くだけではなく、国債も売れなくなって“ギリシャ化”する危険性も大きい。ほんとうに大丈夫なのだろうか。

まず10月の統計をみてみよう。輸出は5兆5128億円で、前年比では3.7%の減少。アメリカ、EU、中国を含むアジア向けが軒並み減少した。一方、輸入は5兆7866億円で17.9%の増加だった。この結果、貿易収支は2738億円の赤字となっている。10月としては、過去2番目に悪い収支だ。

輸出を地域別にみると、アメリカ向けは2.3%、EU向けは2.9%、アジア向けは6.6%、うち中国向けは7.7%と、いずれも減少した。欧米の景気は停滞、アジア諸国は成長が鈍化していることの反映と言える。加えて円高の進行。10月の対ドル・レートは前年比8.1%の円高だった。一方、輸入はLNG(液化天然ガス)が63.8%も増えるなど、エネルギーを中心に大幅な増加となっている。

輸出相手国の需要低迷、超円高の持続、それによる産業空洞化の進展。輸出を減らす要因が出揃った形だ。しかも原発の稼働率が落ちて火力発電への依存度が高まっているため、原油やLNGの輸入が急増している。10月はこれらの要因が重なって、貿易収支が赤字になった。ところが、これらの要因はみな一過性のものではなさそう。赤字の定着が心配だと考えていたら、経済産業省が「リスクシナリオ」と題する報告書を作成した。


                                  (続きは明日)

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