アメリカ雇用統計の 謎 (下)

◇ 空洞化が進行している? = 米労働省の資料によると、非農業雇用者数は2-4月の平均で21万5000人ずつ増加していた。それが一転して、わずか1万8000人の増加に減退。市場が驚いたのもムリはない。民間の雇用者数は5万7000人増加したが、政府の雇用者数は3万9000人減った。特に財政難に悩む地方政府の雇用削減が大きかった。

失業者数は1409万人で、前月より17万3000人増加した。このため完全失業率は前月より0.1ポイント悪化して9.2%に上昇。3月以降だけをみても、失業者数は54万5000人増加、失業率も0.4ポイント悪化したことになる。ティーンエイジャーの失業率は24.5%、黒人のそれは16.2%と高水準のまま。

非農業雇用者の実数は1億3102万人。前年6月に比べて11万人しか増えていない。08年秋のリーマン・ショック後は累計800万人も減少したから、この程度の増加では焼け石に水であることが判る。失業者数は1409万人で、前年比80万人減った。

リーマン・ショック後のアメリカ経済は、低成長ながら不況には落ち込んでいない。特に企業の業績は高い水準を維持している。たとえば主要企業の最終利益は、この4-6月期も7%の増益になる見通し。ところが企業は雇用を増やさない。経済の先行き不透明感もあるが、アメリカでも企業の海外進出が影響しているのではないか。日本と同様に“空洞化”が、やがて問題になりそうだ。


    ≪13日の日経平均 = 上げ +37.22円≫

    ≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ

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