自動車と原油 : 貿易赤字の2大要因

◇ 5月下旬は2000億円の黒字 = 財務省が20日発表した5月の貿易統計によると、輸出は4兆7600億円で前年比10.3%の減少。輸入は5兆6100億円で12.3%の増加。この結果、貿易収支は8500億円の赤字だった。この赤字額は4月の4600億円を大きく上回り、リーマン・ショック後の09年1月に次ぐ過去2番目の記録である。

輸出の減少は、自動車が前年比で38.9%も落ち込んだことが大きい。また輸入の増大は、原油など鉱物性燃料が25.2%も増加したことが響いている。言うまでもなく、自動車の輸出減少は震災で部品の供給が滞ったため。原油の輸入増は原発事故で、火力の発電量が急増したためだ。

地域別の輸出をみると、アメリカ向けが14.6%、EU向けが8.8%、アジア向けが8.7%と軒並み減少した。アジアのうち中国向けも8.1%減少している。ただアメリカ向けとEU向けは、減少率が4月よりも縮小した。一方、輸入面では中東からの輸入金額が22.0%も伸びた。

ただ輸出は急速に立ち直っている。たとえば自動車の輸出は4月の前年比67.0%減少からみれば、減少率を大きく縮小した。また5月上中旬の貿易赤字は1兆0500億円に達していたが、月間では赤字幅が縮小した。つまり下旬には約2000億円の黒字になったわけである。原油価格が下落していることもあって、6月の貿易収支は劇的に改善すると期待できるだろう。 


    ≪20日の日経平均 = 上げ +2.92円≫

    ≪21日の日経平均は? 予想 = 上げ

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック