非常時の投機者を 公表せよ (下)

◇ 異常な買い注文者は誰だったのか = 投機による円相場の高騰は、G7の協調介入でいったんは収まった。ところが政府による為替介入は、投機筋にとっては必ずしも脅威ではない。たしかに介入の直前に買った投機筋は、損失を蒙るかもしれない。だが早めに仕掛けた投機筋は、十分な利益を上げることができる。今回の場合も82円台で買った投機筋が76円で売り抜ければ、巨額の利益を手にしたはずである。

むしろ相場が80円を突破すれば介入があると予測できれば、投機筋は安心して仕掛けることができる。したがって介入は相場の行き過ぎを抑えることは可能だが、投機を封じ込めることはできない。だが他人の不幸をチャンスと考えて巨利を得ようとする者を、野放しにしておいていいものだろうか。

話はやや飛躍するが、国内でも今回の災害を利用してカネ儲けを企んだ事件があった。被災したからカネを送ってほしいというオレオレ詐欺まがいの電話。街頭での募金活動を装ったカネ集め。日本人の整然とした態度が海外から高く評価されたなかで、こうした事件が起こったことはまことに腹立たしい。

だがニューヨーク市場での為替投機は、こうした事件とは比べようもないほどの利益をあげた。しかも罰則もない。投機を規制する主張はフランス、ドイツなどから出ているが、アメリカやイギリスの反対で実現していない。日本も反対の姿勢を貫いてきた。これでいいのかどうか、政府は反省すべきだろう。少なくとも次のG7会議では、17日の市場で大量の円買い注文を出したヘッジファンドあるいは金融機関の名前を公表するよう強く主張してもらいたい。


    ≪23日の日経平均 = 下げ -158.85円≫

    ≪24日の日経平均は? 予想 = 上げ

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック