大震災と 株価・円相場 (下)

◇ 円相場は下げ基調に? = 巨大地震のニュースが全世界に伝えられた11日、ニューヨーク外為市場では円の対ドル相場が1円以上も跳ね上がった。大震災に驚いた日本人が、とりあえず海外の資産を売って円に換えるだろうという推測。それに海外の保険会社が日本に保険金を支払うため円資金を手当てするという予想が、円高の原因だったと解説されている。

この流れを受けて、14-15日の東京市場では円高が進んだ。だが過去の経験からすると、円高はしばらくしてから始まっている。まず1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災の場合。当日の円相場は1ドル=98~99円だったが、1月中はほとんど相場は動いていない。また2007年(平成19年)7月16日に起きた新潟県中越沖地震のときも、発生時に122円前後だった相場は7月中あまり動かなかった。

ところが阪神・淡路のケースでは、翌2月から円高が進行。4月19日には79円75銭の史上最高値を記録している。また新潟県中越沖の場合も翌8月にはやや円が上昇して、1か月後には6円程度の円高になった。こうした過去の経験からみるかぎり、少なくとも日本人の海外資産売り説は疑わしい。

経済に大きな被害を蒙った国の通貨は、本来なら売られるはず。それが過去2回の場合、しばらくしてから円高基調になった理由はよく判らない。また当時と今日とでは経済の状態が全く違うから、今回も同様の現象が起きるとは断定できない。むしろ今回は、しばらくして円安基調に進むような気がする。


    ≪15日の日経平均 = 下げ -1015.34円≫

    ≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ

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