与謝野さん、“社会年齢”制は いかが (下)

◇ 経済史に残る財政再建策 = 社会年齢制に対する最大の反論は、若者たちの職がさらに圧迫されるという心配だろう。だが、この問題は制度の実施で生まれる財源の一部を使って福祉や介護に携わる人の賃金を大幅に引き上げることで、かなり解決する。また中長期的にみても、やがて不足が顕在化する労働力不足の問題にも対応できることになるだろう。

じっさい、日本人の平均寿命は驚くほど延びた。平成20年の平均寿命は男性が79.29歳、女性が86.05歳だ。50年前に比べると、男性が約14歳、女性は16歳近くも延びている。それなのに現在の社会保障制度は、過去の年齢構成に基づいて作られたままだ。だから高齢化の進展で、制度の維持が難しくなってきている。

ところが、いまの考え方は制度をいじくって、なんとか破たんを免れようとしている。しかし、この行き方はもう限界。新しい発想が必要になっている。もちろん、社会年齢の実現もたやすくはない。ただ年金の支給年齢引き上げが国民に与える印象は、いかにも暗すぎる。社会年齢の方が、政治的にも受け入れられる可能性は大きいのではないか。

仮に日本で社会年齢制が定着し、財政赤字の縮小に成功すると、同じ問題を抱えた先進諸国も追随するにちがいない。そうなれば、この方法は「日本方式」として、経済史にも名を残すことになるだろう。与謝野さんが率先して方式の定着に努力すれば「ヨサノ・メソッド」と名付けられるかも。物議をかもして入閣した与謝野さん、これに命を賭けてみたらどうですか。


    ≪26日の日経平均 = 下げ -62.52円≫

    ≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ

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