まだ見えない 来年度予算の形

◇ 民主党内はバラバラ = 補正予算は成立したが、12月になっても来年度予算の形は全く見えてこない。予算編成は難航というよりは、編成に対する考え方さえがまとまらない。マニフェストに固執すれば財源不足なのは明らかなのに、まだこだわっている。財源不足を認めて、そのなかでどんな政策を推進するのか。菅首相の統率力も問われ始めた。

マニフェスト通りならば、11年度の子ども手当は月額2万6000円に増額されるはずだった。ところが、これに必要な財源2兆円が見当たらない。そこで3歳未満の子どもにだけ7000円を上積みする案が有力になっているが、民主党内の意見はまとまらない。農家に対する戸別所得補償や高速道路の無料化についても、財源がないから規模はマニフェストより縮小する方向だ。だが具体的な結論は出せないまま。

財政のこれ以上の悪化を防ぐため、11年度予算では国債費を除いた一般歳出を71兆円以下に、また新規国債の発行を44兆円以下に抑えるという民主党政府の大方針は、まだ生きている。ところが各省庁が財務省に提出した予算要求額は72兆6000億円だから、この方針を守るためには1兆6000億円の削減が必要。しかし政策の方向性が不明瞭なので、どこを削っていいのか判らない。

事業仕分けは続行したが、大きな財源は切り出せなかった。このためマニフェストで描いた政策目標は実現不能に。では次善の策として、どんな目標を描くのか。その基本的なビジョンに欠けているのが、いまの民主党の実態だろう。そのビジョンが予算を通じて明らかにされなければ、企業も国民も先を読んで行動することができない。


    ≪1日の日経平均 = 上げ +51.01円≫

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