中央銀行の国債購入 : その結果は? (上)

◇ 日銀は今週から買い入れ = 日銀とFRB(連邦準備理事会)は、ともに国債の買い増しを中心とする新しい金融緩和策に踏み切った。日米両国の中央銀行はすでに政策金利を0%近辺にまで引き下げており、金利面での緩和策は使い果たしてしまった。したがって残るは量的緩和しかない。その量的緩和の中心的手段として、最もリスクの少ない国債の買い入れを選んだのは偶然ではない。

日銀の買い入れ予定額は5兆円。片やFRBは6000億ドル(約49兆円)だから、10倍も多い。ただFRBが国債だけを買い入れの対象としているのに対し、日銀はリスクの大きい社債やCP(コマーシャル・ペーパー)、それにETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)も購入する。

日銀は今週から国債と国庫短期証券の購入を開始する。買い入れ予定額は3兆5000億円。残りの1兆5000億円で、12月から社債などを購入する。一方、FRBは来年6月までに全額を使い切る方針。どちらも1-5年程度の中期金利を引き下げることによって、景気へのテコ入れと為替相場の引き下げを狙っている。

FRBが大規模な国債買い入れを発表したにもかかわらず、予想に反して円相場は上昇しなかった。これは日銀の政策によって“相打ち”の形になったと考えられる。その意味では、いまのところ日銀の決断は正しかったと言えるだろう。ただ政策の発表にあたって、白川総裁が景気対策であることばかりを強調し、為替に触れなかったのは疑問。もっと堂々と円高阻止の決意を表明すべきだったろう。


                              (続きは明日)

    ≪9日の日経平均 = 下げ -38.43円≫

    ≪10日の日経平均は? 予想 = 上げ

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