ついに1300ドル : 金の先物相場

◇ 2年間で8割超す高騰 = 金の先物相場が、とうとう1トロイオンス=1300ドルに到達した。ニューヨーク市場の金相場はこのところ連騰、28日には1309.2ドルとなって史上最高値を更新した。年初来の上昇率は19%、08年11月の安値からみると実に84%の上昇となる。

高騰の主たる理由は、FRBがいっそうの金融緩和政策を進めるだろうという観測。そうなればドル安がさらに進行して、金に対する信頼が高まる。また余剰資金が金市場に流れ込むという思惑も働いているようだ。08年のリーマン・ショック、ことし春のギリシャ問題、そして今回はアメリカの景気不安。世界経済にきしみが走るたびに、金は確実に買われている。

国際相場の高騰を反映して、東京の小売り価格も上昇している。28日の店頭小売り価格は1グラム=3710円だった。この水準は、08年の安値に比べると67%高。また10年前と比較すると、3.7倍になっている。ニューヨークより上昇率が小さいのは、この間に円の相場が高くなったため。

日本にとって、金の高騰にはどんな意味があるのだろう。もちろん、金を保有している個人にとっては朗報だ。だが日本経済全体にとっては、あまり嬉しいことではない。とにかく金相場の上昇はドル安の裏返し。つまり円高が進むことを意味する。また国としての金保有高は、09年末現在で765トン。外貨準備高の2.4%を占めるにすぎない。ドイツの保有高は3408トン、準備率に占める割合64.6%などに比べても、金高騰の恩恵はきわめて少ない。


    ≪27日の日経平均 = 下げ -107.38円≫

    ≪28日の日経平均は? 予想 = 上げ

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