個人金融資産 ー 政府債務 = 43兆円

◇ 国債の消化は大丈夫? = 日銀が発表した資金循環統計によると、6月末の個人金融資産は1445兆0250億円だった。保有している株式や投資信託の目減りで、前期3月末より0.8%の減少。ただ前年6月末に比べると0.3%増加している。このうち現金・預金の保有高は806兆5000億円で、過去最大の水準になった。

一方、地方自治体を含めた政府の金融負債は相変わらず増え続け、6月末で1035兆円に達した。3月末に比べると3.3%の増加。国債と地方債は32兆円増えている。この日銀の資金循環統計は有価証券を時価評価しているから、財務省が公表している長期債務残高よりも数字が大きめに出ることは確か。だが、その点を考慮に入れても、政府債務の膨張スピードは速い。

ことしの春、ギリシャの財政不安が大問題になったとき、日本は大丈夫だという解説が盛んに披露された。その根拠は、日本の国債はそのほとんどが国内で消化されていること。消化の財源は、潤沢な個人の金融資産だという点にあった。この理屈が正しいとすれば、今回の資金循環統計からは何を読み取ったらいいのだらう。

個人は多額の金融資産を保有しているが、同時に住宅ローンなどの借金も抱えている。資金循環統計によると、個人の金融資産から金融負債を差し引いた金額は1078兆円。政府の負債残高を、わずかに43兆円上回るだけとなった。このまま国債・地方債が増え続ければ、年末には逆転してしまうかもしれない。それでも日本の国債は大丈夫なのだろうか。


    ≪21日の日経平均 = 下げ -23.98円≫

    ≪22日の日経平均は? 予想 = 下げ

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