自動車産業 正念場へ

◇ 販売は不況前に戻ったが = 新車の国内販売台数が、リーマン・ショック以前の水準を上回ってきた。自動車販売協会連合会の集計によると、7月の軽自動車を含む新車販売台数は48万6606台。前年同月を12.9%上回った。このうち登録車は33万3403台で、15%の増加。これまで不振だった貨物車も9%の増加となった。

登録車の販売増加は12か月連続。販売台数は5月から3か月続けて、リーマン・ショック直前の水準を超えている。さらに7月は軽自動車も15万3203台の販売実績で、不況前の水準を初めて上回った。この統計数字からみる限り、自動車産業は不況を完全に克服したようにみえる。

ところが新車の販売を押し上げてきた最大の要因は、減税とエコカーに対する補助金制度。この補助金制度が9月末で終了する。このため8-9月は駆け込み需要も発生するとみられ、自動車各社は一時的な増産に踏み切る姿勢だ。しかし10月以降は、当然ながら反動減に見舞われることが避けられない。

専門家の推定によると、反動減の大きさは1-2割に達するという。各メーカーは新型車の発売で、新たな需要の喚起を図る。いま絶好調な東南アジア向けの輸出を、いっそう拡大する。いろいろ戦略を立てているようだが、競争のさらなる激化は免れない。減産を余儀なくされることも、十分に考えられる。やっと不況を克服した自動車産業は、すぐに次の正念場を迎える。


    ≪5日の日経平均 = 上げ +164.58円≫

    ≪6日の日経平均は? 予想 = 下げ

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