ドバイ・ショックは 広がるのか? (下)

ドバイワールドは政府と一体の会社だから、今回の債務返済延期の要請はドバイ政府にも援助資金がないことを意味している。さらにドバイ政府はいくつもの開発会社を保有しているから、全体の債務はもっと巨額にのぼるかもしれない。これらの債務不履行が表面化したとき、国際金融システムにどの程度の衝撃が及ぶのか。

またドバイ政府が買収した海外の株式や不動産を売却すると、ヨーロッパを中心に株価や不動産価格が急落するかもしれない。世界中の投資家がこれを心配して資金を引き揚げると、市場は再び混乱する危険性もある。特にドバイとの関係が深いロンドン市場の動向が注目点だ。

そうしたショックの芽を摘むため、IMF(国際通貨基金)や世銀がどのくらい支援できるのか。それより大きいのは、UAE(アラブ首長国連合)を構成する近隣諸国が援助に乗り出すかどうかだろう。もし国際機関や近隣諸国による十分な救済が早めに実行されれば、ドバイ・ショックのさらなる拡大は止めることができるだろう。

特に注目されるのは、UAEのなかでも最大の油田を持っているアブダビの動向。GDPはドバイの約2倍。豊富なオイルマネーを保有しているから、援助の能力は十分にある。しかしドバイとの関係は、必ずしも良くないという情報も流れている。いずれにしてもイギリスの大銀行に経営問題が生じなければ、ショックは短期間で収まりそうだ。

    ≪1日の日経平均 = 上げ +226.65円≫

    ≪2日の日経平均は? 予想 = 上げ

           ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック