ドバイ・ショックは 広がるのか? (上) 

アラビア半島のペルシャ湾に面した小さな国。面積は東京都の2倍、人口は220万人ほど。09年のGDPは約4兆円。この小国を震源地とする金融の津波が先週末、世界を駆け巡った。各市場の株価は下落。ユーロの相場が急落して、日本円の独歩高となった。いわゆるドバイ・ショック。このショックは、まだ拡大するのだろうか。

ドバイ政府は先週25日、政府の持ち株会社であるドバイワールドの債務について、来年5月に予定されている返済期限の延長を要請すると発表した。ドバイは原油の産出量が少ないため、金融・商業・交通・観光の面で中東の中心的な存在になることを目標に国造りを進めてきた。そのため世界中の金融機関から多額の融資を受け、大型の開発投資を継続してきている。ドバイワールドは、その中核を担った国策会社。

特に有名なのは世界一の高さを誇る825メートルのブルジェ・ドバイ塔、それに沖合いに造った巨大な人工島である。ところが昨年の金融危機によって資金の流入が細り、不動産価格は半分の水準に落ち込んだといわれる。このためドバイワールドも資金繰りに苦しみ、今回の返済延期要請に至ったわけだ。

負債総額は590億ドル(約5兆円)。要するに不動産バブルが崩壊したわけである。だが仮に債務不履行ということにでもなれば、ヨーロッパを初めとして世界の大金融機関は多額の損失を被らなければならない。このことがサブプライム・ローン事件やリーマン・ブラザーズの倒産を連想させて、世界の市場にショックが走った。

                                    (続きは明日)

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