民主党・経済政策の アキレス腱 ≪6≫ -②

◇ 鳩山内閣は“景気音痴”? = 鳩山内閣が最初に着手したのは、自民党の麻生前内閣が編成した第1次補正予算のうちの不要と考えた部分の執行停止だった。この作業で浮いた2兆9000億円を、来年度予算の財源に充てるというのが、つい最近までの基本戦略だった。だが景気の動向をよく観察すれば、この段階で3兆円の財政支出を削減することの危険性は明白だったと言える。鳩山内閣は当時、そのことに気付かなかった。

第1次補正予算の景気浮揚効果は10月以降、急速に薄れる。すると来年度予算が実行されるまでの間、財政面からの刺激に空白状態が生まれるのではないか。これが景気の“二番底”懸念を惹き起こした。7-9月期のGDPが予想を大幅に上回るプラス成長になったにもかかわらず、株価が下げ続けているのはこのためだ。

本来ならば第1次補正の執行を停止した時点で、第2次補正を組むべきだった。その欠陥に気付いたのはいいが、これから作業をすればどんなに早くても執行は来年3月になってしまう。これでは財政支出の空白を完全に埋めることはむずかしい。要するに、遅きに失したと言わざるをえない。

予算の内容にも、問題がありそうだ。鳩山内閣は公共事業を目の敵にしているが、景気を刺激するには公共事業がいちばん手っ取り早い。もちろん不要な道路を造れと言っているわけではない。老朽化した道路や橋、学校や病院の補修や建て替え・耐震工事。これらは立派な公共事業だし、雇用も増える。この際は将来の負担を先取りして、景気対策にすることが賢明だろう。

補正予算を減額することの危険性については、このブログの9月15-17日、10月7-8日でも警告し、民主党本部あてにも送稿した。返事は「参考にします」だった。

    ≪19日の日経平均 = 下げ -127.33円≫

    ≪20日の日経平均は? 予想 = 下げ

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